日本庭園風エクステリアの作り方
2021年6月14日日本庭園風のエクステリアを作るためのポイントは、以下のとおりです。
まず、「植物を使う」。
植物は、自然の情景や季節感を表すのに必須です。
選定のポイントは、「和」のイメージのある物。
例えば、松・モミジ・桜など。
また、控えめでありつつも住居と調和させやすいアオダモ・ソヨゴなどもよいでしょう。
下草には、南天・ヤブラン・リュウノヒゲなどがおすすめです。
高低の差を出したり、不規則に植えたりすることで自然な雰囲気を醸し出せます。
次に、「水・石などを組み合わせる」。
水・石などは、庭園に豊かな表情を加味してくれます。
水を想起させる手水鉢や、鹿威しなどを採り入れるのもよいでしょう。
また、鑑賞に用いられる景石や飛び石を採り入れると、重厚感などを与えることができます。
これらには、他の植栽スペースを侵さずに、歩きやすくなるという利点があります。
次に、「前庭」。
門の周囲を和の庭園のようにすることで、外観の印象がグッと格調高くなります。
シンボルツリーは、色や立ち姿にインパクトのある物を選びましょう。
路地面には、砂利を敷き詰めたうえでダイナミックな石組みの取り合わせにすると、さらに和の雰囲気を高めることができます。
疲れて帰ってきたときも、上品な外観が出迎えてくれることにより、心が和むことでしょう。
そして、「坪庭」。
スペースが少なくても、浴室の横・ベランダなどの空きスペースを小さな庭園である坪庭にアレンジすることもできます。
例えば、背景を竹垣で囲めば、一瞬で和の空間を生み出すことができます。
また、灯篭を置くことで、古風な雰囲気を醸し出すこともでき、夜は照明を使ってライトアップすることで、幻想的な雰囲気も味わえます。
また、砂と石だけで川の流れなどを表現する「枯山水」の庭も、わびさびを表現しつつ、現代的な印象を与えることができます。
「白い砂利を敷き詰めて、渋めの色合いの景石を配置する」「石に苔を貼り付ける」などすると、自然さが増すでしょう。