子供も遊べる、寛げる庭

2021年6月9日 投稿者: g5GMlVqJ オフ

家の窓からふと見た時に色とりどりの花が咲いている。小鳥達が遊びに来てたりすると癒されたり、木々が風で揺れる自然の音が聞こえて庭の景色に和む。天気の良い日は庭でお茶、子供達には小さな砂場やブランコが置いてある、夢が広がりますね。そんな素敵な「庭」に今も憧れます。

マンションに住んでいると、幼少期に過ごした庭付きの実家はやはり良かったなと今になって思います。父は土木や建築の仕事をしていました。自分の子供の頃、庭が何回も模様替えされていたのを覚えています。そして父が作った庭が大好きでした。

1番始めの庭は全面芝生に赤いブランコ1つ。と、シンプルでしたが公園を独り占めしてるみたいで子供ながらに気分が良かった記憶があります。2回目の庭改造には物置と車庫が両側に置かれて、挟まれた庭はなんと60%が砂利、残りが芝生になりました。かなり遊べる場所が減ってしまいましたがその残り40%に小さな砂場が作られ、ブランコが置かれて十分楽しんで遊ぶ事が出来ました。3回目の改造時には砂利だけの部分を日本庭園風にする為にかなりの時間と労力をかけて庭作りをしていました。

休日に家族で庭造りを手伝い、庭に咲かせるお花の種を選ぶのが楽しかったです。暫くすると、また小さな畑や花壇、鳥の餌代等が出来てとても賑やかな「庭」になりました。そんな庭の1番の自慢は白樺の木でした。植樹した頃は、まだ子供位の背丈だったのがどんどん大きく、高くなり綺麗な青緑の葉が沢山ついて太陽の明かりに照らされ風に吹かれて揺れてる。大きな白樺の木はなんだか私達家族を見守ってくれてる様な気がしました。

結婚して子供が産まれると里帰りの度に、父が孫達を庭に連れ出し遊ばせていました。そしてまた実家に帰る度に庭に父手作りの椅子やバーベキュー台が
置かれていました。

もう実家は無くなってしまいましたが、自分が幼少期に住んだ家には沢山の思い出が詰まっていて、自分の部屋の窓から眺めた庭の景色や木々が揺れ葉の擦れる音、楽しく遊んだ思い出はずっと消えません。